ブルーム・ブックカフェ

2年のひきこもりから目覚めて、急速な変化を実感中なブルームの、人生が花開いていく軌跡。

思考と感情 振り回されるのがいやになったら〰観察がヒント〰

 今日は別の記事をあげる予定だったのですが……
あまり具合がよくありません。
簡単にブログが書けるぐらいには回復してきましたが、今日が何もない日でよかったです。


 体調が悪いと気分まで落ち込んできますよね。わたしも、今日とても不安を感じました。

前述した思考・感情の観察によって、感情に呑み込まれることはないといいました。
しかしほんとうのところ、身体が辛くなるとつい、冷静さをしばしば失ってしまいます。不安が心を駆け巡ります。それでも、はっと、感情と同化していたことに気づきます。すると落ち着きます。なので呑み込まれる前に踏みとどまるか、呑み込まれてもすぐ戻ってこられます。


 感情と同化してしまった、という表現をしました。まるでわたしとわたしの感情が、本来結びつくべきでない、別々の存在どうしみたいな言い方だと思われるでしょう。


 わたしたちは思考(頭や心の中の声)や感情を自分自身だと思い込んでいます。それらはよくエゴと呼ばれます。しかしエゴは幻であり限りある存在で、本来の自分(真我などと呼ばれます)に成り代わり、主人のふりをしています。
元が幻であり不安定なので、エゴは常に自分の存在を確かにさせようとします。それはあらゆる巧妙な方法で行われます。わたしたちが真我の存在に気づこうものなら大変です。自分の存在が否定されてしまうからです。それでわたしたちはすっかりエゴを真の自分だと勘違いしてしまうというわけです。

エゴを真の自分と勘違いしていると、思考や感情に振り回されます。わたしはおかげでひきこもってひとりでうじうじするはめになりました。エゴが発するマイナスの言葉が、確かに真実らしく感じられたからです。エゴがおまえはダメだと言ったら、その通りなのでした。そのころの名残で、いまもマイナス思考がわくことがあります。全く本気にしません。「ふうん」で終わりです。人間変われば変わるものです。

わたしが述べるまでもなく、これらのことは精神世界界隈では有名で、わたしよりずっと上手に、詳しく解説されている方もたくさんいらっしゃいます。気になる方は潜在意識系のまとめブログなどを検索されるとよいでしょう。思考・感情の観察についてなら自己観察さんのまとめが参考になります。


真の自分に気づくために、わたしには思考と感情の観察(自己観察とよく呼ばれます)が有効でした。観察しているうちに、思考や感情と距離を置けるようになりました。そして、それらに加わらず、ただ眺めていられる、静かな場所の存在に気づいたのです。感情にぐらぐら揺すられても、完全に不動の場所があるのです。そこは真我や、愛や無限や永遠とも呼ばれています。

 ところが、わたしのエゴは強力で、一時はいいところまでいったものの、またわたしはエゴに引っ張られていってしまいました。過去のわたしは思考をしなければ死んでしまうかのように、考え事ばかりしていました。そのため起きている間はよくぼんやりして、ほとんどエゴの虜でした。そのためにエゴの影響を人一倍受けやすかったのだと思います。

 自己観察には何度も取り組んで、途中でやめるを繰り返しました。それでも最後には、なんとかエゴを振り切ることができました。エゴが強力でも、あきらめることはありません。なぜならその強さがエゴを滅ぼすからです。エゴはわたしを悩ませました。あんまり悩んで疲れたので、エゴも弱りました。そこが突破口だったのです。

 観察がすっかり身につくと、いつでも安全な場所に入れます。というか、そこが本来いるべきポジションとして定着できるのです。ですから自然と動揺することが減ります。心穏やかにいられます。

 

 書いているうちにだいぶ元気になりました。
もっと短く書くつもりだったのに、がっつりと語ってしまいました。短くまとめるのは長文で書くのより難しいといいます。もっと書く力を磨かないといけませんね。

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